赤レンガの二日後。。。
ご報告します。
猫のゆきが天国にいきました。
術後、辛い抗癌治療の吐き気や下痢にも耐えました。
ご飯が食べられず、食道チューブから3~4時間おきに栄養とお薬を送る毎日でした。
動けなくなり、抵抗力も落ちてきたので
両手足に褥痕ができました。
でも、よろけながらも立ち上がってお気に入りの場所で過ごしました。
私はゆきの変化に気付けるよう、
夜はずっと、ゆきのそばで板の間で眠りました。
最後の晩、私に体を寄せてきて、
じっと大きな目でこちらを見ていたのが忘れられません。
何かを訴えたかったのかな……
翌朝、急変しそのまま逝ってしまいました。
人間と一緒です。自然な動物の死ではなかったかもしれないけど
私達家族には必要な時間でした。
2ヶ月間、濃厚な時間を過ごしました。
ゆきを囲んで、みんながそれぞれの15年間を噛み締めた時間でした。
真っ青に晴れ上がった夏の終わりの朝
ゆきはお空に帰りました。
絹雲が、飛行機雲みたいで
遥か上空を飛ぶ旅客機の白い機体が光って見えました。
そんな訳で、我が家の末娘はもう居なくなりました。
時々、首の鈴の音やコトンと飛び降りる音が聞こえる気がします。
ありがとうって言葉しかない……
家に来てくれて、我が家の子になってくれて、ありがとう。。。
15年間折々にお世話になった動物病院から
白いトルコ桔梗の花束が届きました。
すっごくいい先生でした。
全てのことに感謝、感謝……そして涙……です。


ゆき、また会おうね。。。